(10)
御法主上人を選挙で決める? 相承軽視の狙い 一創価学会一 狂乱座談会の中身 平成十五年九月四日付の聖教新聞に、 「他宗派すら もっと民主的な方法で代表者を選出」 という見出しで、例の宗門・御法主日顕上人猊下を批判する悪口座談会の模様が載った。 さすがは「公称五五〇万部」の新聞の座談会に登場する人達は、言うことが違う。 「坊主を食わせるのは法主の責任だろう」 「無能な経営者は、とっくの昔にクビだよ、クビ(大笑い)」 「日顕のやつ」 「坊主頭が何十人も雁首を並べて……」 「『いったい何の集団だ? 暴力団か何かのツアーか』とビックリしたようだ(大笑い)」 たいしたもんである。会長の秋谷、理事長の青木など六名の創価学会最高幹部が、何を話しているかと思いきや、いつもの下品な口調でバカ笑いを交えながら語る姿は、境界の低さと性格の悪さが全体に漂っている。 敵対する日蓮正宗と御法主日顕上人猊下を貶めるためと、それによって一般学会員に植え付け続けてきた、宗門に対する不信と憎悪を更新し、継続させることが目的とはいえ、手段を選ばぬその様子は、人類の悪知恵の集大成を見る思いがする。 これが現在、与党・公明党の支持母体である創価学会の最高指導者達のナマの姿なのだ。 日本国民乃至、全世界の人々は、このような思想と精神性を持つ人物達の利害感覚や思惑が、現在の我が日本国の政治・行政・司法等の上に、非常に強く反映される状況下にあるということを、できうる限り正確に認識し、この状況が継続するならば、いずれ必ず取り返しのつかない苦悩が、全国民の上に、いや全世界の人々にまで及ぶであろうことを覚悟しなければならない。 「民主的な方法で代表者を選出」の誑惑 この座談会で彼らが一番言いたいことは、 「全坊主の投票で法主を決めたらいいじゃないか」 ということだ。日蓮正宗の御法主上人を、選挙で決めろというのである。 この話を聞いて、創価学会が民主的だと思う人は、結構おめでたい。たぶん信心と唱題が十二分に不足しているのだろう。 なるほど、事の本質が読めてきた。彼らは力による支配原理主義者なのである。 僧侶を力で支配し、御法主上人さえも、自分達で決めようというのである。これは裏返せば、彼らがこれまで何を考え、何をしてきたかを、問わず語りに語っている。 御法主日顕上人猊下を硬軟両様で籠絡し、意のままにあやつって、御相承を略奪しようというのが、池田大作の真の狙いだったのである。 池田大作の魔心 日顕上人猊下は、 「あれ(池田大作)は本当に大狂乱の者でありまして、日達上人の時代から御相承の片鱗を聞きたいと思って色々に探りをかけておったようであります。(中略)池田大作はそこが得られないからおもしろくないのだと思います。そこに長い間に嫉妬が生じてきたのです。私のことを『嫉妬だ』などと言っておるようですけれども、実はあの者こそが嫉妬の塊なのです」(大日蓮 平成四年十月号三〇・) と、大作の本性を喝破されて、現在の諸問題の根源を明かされている。 これまで日蓮正宗には様々な魔が顕れて、令法久住・広宣流布を阻もうとしてきた。魔の本性とは、実に仏法を破壊し、功徳を奪おうとするところに存するのである。 「異流義」とは、正法の化儀化法が、枝葉の部分において変質し邪法と化したものを指すのであるが、創価学会の異流義の本質は、血脈の仏法を略奪し、破ろうとするところにある。 この認識において「破邪顕正」の闘いを進めていくことが肝要である。 大白法641(h16.3.16)号より転載 |