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    虚構の「C作戦」で洗脳
          ─創価学会


     「C作戦」の幻影


 創価学会は、いまだに「C作戦」に執着している。執念深く、十年以上も吹聴する姿は、もはや怨念と言うほかはない。
 最近の創価新報(平成十七年四月二十日付)でも、
 「『C作戦』は広布破壊の暴挙」
という大層な見出しのもと、
 「歴史を正しく認識するために、研さんの糧として『C作戦』についてまとめてみた」
と、被害妄想たくましく、長々と勝手なことを書き違ねる。
 彼らは、どうしても、創価学会破門などの原因が「C作戦」にあると仕立て上げたいらしい。間違っても、自らの大謗法がその元凶との真実を明かすわけにはいかないから、なんとしても、宗門に責任転嫁したいのだろう。その悲痛なまでの焦燥が「C作戦」という幻影のすり込みに顕れている。


      信徒激減の虚構


 彼らは、この幻影を元にして、「C作戦で信徒数は二%に激減」(前同)
と、バカげた報道を繰り返す。
 公称八百万とも嘯く創価学会員は、平成九年末に、日蓮正宗の信徒資格を喪失した。信徒数が大幅に減ることは承知の上で、宗門自らが、あえて謗法厳誡の精神を「日蓮正宗宗規」に反映せしめたのである。
 故に、宗門の「大敗北」などと報ずるのは、明らかな虚構である。しかも、
 「宗門を離れる脱講者も相次ぎ、その凋落(ちょうらく)ぶりは、いや増して大きくなっている」(前同)
と、全国で「脱講者」が相次いでいるような猿芝居まで言い繕うとは、全くお粗末な新聞だ。
 宗門は、清浄な法華講信徒と共に、平成六年に六万大総会を敢行し、平成十年には十万総登山、そして平成十四年には三十万総登山を滞りなく完達した。この事実は、創価学会破門以降も、倦まず弛まず、僧俗が一致和合して大前進を重ねている証左であり、創価新報が言う「凋落(ちょうらく)」を否定して余りある。


      幻影と虚構のすり込み=洗面


 所詮、創価学会が、宗門「凋落」の証拠として挙げる内容は、この程度のゴマカシに過ぎない。幻影と虚構を何度もすり込む──これを洗脳と言わずして、なんと表現すべきだろうか。
 この洗脳の事実に、むしろ創価学会こそ「凋落」に怯える姿が窺われる。
 例えば、聖教新聞の発行部数は、五百五十万部といわれる。この数字自体が眉唾物だが、これを前提に考えても、一人で何部も購読している会員はざらである現実を思えば、創価学会の実動数は、公称よりかなり少ないと察しがつこう。
 なんのことはない。創価学会こそ、口では「大発展、大発展」と言いながら、実際は「その凋落ぶりは、いや増して大きくなっている」のである。


      執念深さは世界一!


 創価学会は、世間の人に蛇蝎(だかつ)の如く忌み嫌われている。それは、しつこいからである。
 その世界一級の執念深さは、十年以上にわたって、性懲りもなく繰り返される「C作戦」報道に顕著である。
 しかし、これは司法の場でも、「一方的な陳述の類であり、その内容も客観的根拠に乏しく、また、これらを補強し得る的確な証拠もない」(長野地裁松本支部 平成十一年四月二十一日の判決)
と否定されている。つまり、根拠に乏しく証拠も無いと言われ、身も蓋もないまま、あえなく撃沈されているのである。
 そんな、根も葉もないことを十年以上も言い続けるとは…。やはり、主導する大作が、尋常ならざる執念深さの持ち主だから、その「病気」が組織に伝染ってしまったのであろうか。
 そんな謗法の害毒による病を治す「是好良薬」は、我が日蓮正
宗の正しい信仰以外には無い。
 洗脳されきってしまった、まさに「失本心」の哀れな者に対し、勇猛果敢に慈悲の折伏を展開していこうではないか。

大白法670(h17.6.1)号より転載



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