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    インドネシアの追悼法要
      「茶番」とごまかす愚か者
                    ―創価学会―




       「インドネシア常勝の年」!?


 昨年十二月八日付の聖教新聞一面に、本年を指して、
「インドネシア常勝の年」
という大見出しが踊っていた。
 なぜ今ごろ突然にインドネシア≠ネのであろうか。
 心が貧しい彼らのこと、おそらく本年早々に御法主日顕上人猊下が御下向されることを察知し、これをなんとか妨害せんと画策、あるいは牽制するもくろみだったのであろう。
 いずれにせよ、インドネシアでのめざましい宗門隆盛を妬ん
でのことであるのは間違いない。


       大悪は大善の瑞相


 昨年末のスマトラ沖大地震とインド洋大津波の大災害により失われた尊い生命は、約三十万人と言われる。これら犠牲者の御冥福をお祈りし、被災者に心からお見舞い申し上げる。
 かねて日蓮大聖人は、
 「大悪は大善の来たるべき瑞相なり。一閻浮提うちみだすならば、閻浮提内広令流布はよも疑ひ候はじ」(御書九二六頁)
と御教示である。
 我ら正信の僧俗は、世界規模の大悪が起こる今こそ、大善が世界的に確立される瑞相と心得て、いよいよ願業成就に精進しなければならない。


       犠牲者追悼法要奉修


 ところで、宗門は、かの大災害に鑑み、去る一月二十八日にジャカルタ市内で犠牲者追悼法要を奉修した。
 御法主上人には、初めてインドネシアに御尊体を運ばれ、約五千名の純真な現地信徒と共に、犠牲者の御冥福を祈られた。この模様は、現地マスコミでも、
 「日蓮正宗の御法主日顕上人猊下はインドネシアを訪問し、信徒と共に北スマトラおよびアチェの地震・津波犠牲者を追悼する法要を執り行った」(一月二十九日付インドポス紙)
と大きく紹介されている。
 席上、御法主上人から直接、義援金を手渡されたインドネシア政府関係者は、多数の僧侶が出席しての厳粛な追悼法要に心を打たれたようで、涙を流していたのが印象的だった。


       秋谷のごまかし


 この追悼法要の事実をなんとか闇に葬りたい秋谷栄之助は、
 「(日顕上人は)条件付き許可を取って入国をしました。その条件とは、何と、『寺へは行かない』『説法はしない』」(三月五日付聖教新聞)
と、なんの根拠もない虚偽をもって中傷する。しかし、そのような条件など何もないことは、現に御法主上人が、法要後に御説法されている事実からも明白である。
 加えて、秋谷は、
 「法要とは日本向けの表現であって、実態は、持って行った義援金を渡すだけ、というみじめなもの」(前同)
と血迷うが、これも虚偽である。
 先述のとおり現地メディアが、写真付きで「追悼する法要」と報道しているではないか。これほど明らかな「法要」の事実を偽り、「法要とは日本向けの表現」とは、甚だしいウソである。
 所詮は、追悼法要を、
 「まったくの茶番劇」(前同)
と蔑み、犠牲者を悼む宗教心の片鱗すらない輩の、愚かなたわごとと言うべきか。


       創価学会こそが「茶番劇」


 秋谷よ、架空の物語でなく、真実の「茶番劇」を教えよう。
 まず、追悼法要の事実をひた隠し、宗門が衰退しているかのようにウソを並べる、おまえの発言こそ、「まったくの茶番劇」なのだ。
 大作センセーなど、貪欲に俗世の栄華と富を追い求めているだけの俗物を、世界が認める文化人などと吹聴するのも、とんだ「茶番劇」だ。
 こんなまやかしの「茶番劇」に付き合わされ、信じ込まされる創価学会員こそ、真に哀れな者たちである。

大白法666(h17.4.1)号より転載



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