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      『ニセ本尊』の投影か!?
      超精巧ニセ札が日本に上陸
            ―創価学会

     驚異のニセ札

 少し前の週刊誌に「超精巧ニセ一万円札『日本版スーパーノート』上陸」との見出しの記事が掲載された。ニセ札はこれまでにも、種々出回ったようだが、今回のニセ一万円札は従来のものより格段に精巧にできているという。記事中には、偽造通貨対策研究所所長の、
 「従来のニセ札は釣り銭詐欺の小道具程度の、すぐにわかる幼稚なシロモノ。ところが今回のニセ札は、簡単には判断がつかない。つまり、紙幣として流通させることを目的としたニセ札だけに、脅威なのです」
との談話を紹介している。
 紙幣として市場に流通したニセ札は八十九年ごろ出現し、精巧さで世界を震撼させたニセ百ドル紙幣「スーパーノート」等が名高いそうだが、前出所長は、
 「今回のニセ一万円札は『スーパーノート』クラス、と呼んで差し支えないものだ」
との見解を示している。

    ニセ札造りの高度な技術

 このニセ札の偽造技術の驚くべき特徴は、まず一万円札の表面の左下隅にあるホログラムは金属をシールに蒸着させて高圧で貼り付けるなど高度な技術が必要とされるが、これが見事に再現され、さらに紙幣の中央にある「透かし」のグラデーション(色の階調)も偽造防止の「マイクロ文字」も本物そっくりに再現されているという。
 ただし、手触りの違いや、裏面に見られる若干の印刷のズレからニセ札と判るようだ。
 このニセ札は大量に日本に持ち込まれている可能性があり、
 「日本全国に設置されている券売機や自販機は約四百万台。それらが一斉に狙われたらと想像するとゾッとする。万が一、ニセ札対策で自販機などをストップせざるを得ない事態が発生すれば経済が麻痺する。まさに経済テロそのものです」
と前出の所長は警告している。

    ニセ札そっくりの「ニセ本尊」は「スーパーノーラン」

 この事件は、まさに創価学会による『ニセ本尊』の投影と言える社会現象である。
 『ニセ本尊』は、日寛上人の御本尊を池田大作が勝手にコピーした偽造本尊であるが、大作を信じる学会員にとってみれば、大作の承認のもとに、創価学会が発行したモノであるから信じるほかない。『ニセ本尊』は授与書きを削除するなど改質が著しいが、コピーなので一見、本宗の本尊に見えるため、無智な学会員は大作の悪知恵に完全にだまされている。
 これはニセ札の製造者が、高度な偽造の技術を駆使して自己の利益のために、日本銀行券に対する信頼を逆手に取って人々を欺くのと同様に、池田大作が自己の名聞名利のために、日蓮大聖人とその教義および日寛上人に対する信頼を逆手に取って、『ニセ本尊』を正当化して学会員を欺いているのである。
 しかし、どんなに精巧であろうとも、ニセ札は実物ではなくニセ札であり、『ニセ本尊』は実体のない『ニセ本尊』なのだ。否、似ていれば似ているほど、その罪が重い。
 御本尊の讃文には「若悩乱者頭破七分」と認められている。頭が七つに破れた狂気の池田大作の主導による『ニセ本尊』は、まさに「スーパーノート」どころか、見るだにおぞましい、「スーパーノーラン(悩乱)」とでも言うべき堕地獄本尊だ。これは日蓮大聖人の仏法に対するテロそのものである。
 そう、池田大作は宗教テロリストなのだ。
 御法主日如上人猊下は、
 「池田創価学会もそうですが、『ニセ本尊』を拝んで御戒壇様から離れた実体のない題目をいくら唱えても功徳はありません。御戒壇様を離れて幸せになったためしはない」(大白法 七一三号)
と仰せられている。諸悪の根源、大作と『ニセ本尊』を徹底的に破折することが急務である。

大白法767(h21.06.16)号より転載



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