(91)


      大総会の成功を妬み
      愚にもつかない誹謗中傷
             ―創価学会

     七万五千名大結集総会

 宗門僧俗が全力を傾注して取り組んできた大結集総会は、諸天も寿ぐ好天に恵まれ、目標を大幅に上回る精鋭が集って、見事な大勝利を収めた。懸念されたトラブルや事故も無く、広布への息吹と熱気が総本山全体を包み込んだ。
 我らは七百五十億遍唱題行に参加し、誓願成就を御祈念しつつ信行に邁進してきた。その功徳と確信に充ち満ちた、歓喜溢れる総会となった。
 この大総会は、更なる広布への大出陣式でもある。この勝利に満足せず、平成三十三年・八十万法華講の体勢という新たな御命題に向かって、より一層の精進を堅くお誓い申し上げた。

    相変わらずの誹謗中傷

 ところで、創価学会は、早速この大結集総会の成功を妬んで、つまらない誹謗中傷に躍起だ。
 大総会直後の創価新報(本年八月五日付)では「体調不良でバタバタ倒れる参加者」という大仰な見出しで、
 「早朝から大石寺周辺では、救急車のサイレンがひっきりなしに鳴り響いた」
 「熱中症の対応で救護所は野戦病院状態、他にも、突如、痙攣して倒れ病院送りになった高齢者や、転倒して大ケガをした者など、痛ましい事態が、未明から、境内のいたるところで起こった」
などと、相も変わらず、全く事実無根のバカげたデマ報道を流している。また、
 「総会の中では78423名が結集″などと大本営発表していたが、その数は完全な粉飾″、真っ赤なウソであることは明々白々(中略)屋外も屋内も、空席や荷物だけ置かれた席があちこちに」
と、結集目標に達しなかったとも誹謗する。
 このような愚にもつかない虚報は、総会に参加し事実を知っている誰もが、笑い飛ばすであろう。
 愚か者に何を言っても詮ないが、八月一日号の本紙に、全体を撮影した航空写真をカラーで掲載しているから、刮目して見るがよい。会場のすべてに、寸分の余地無く参加者が溢れているではないか。どこに「空席や荷物だけ置かれた席があちこちに」あると言うのか。
 彼らの言こそ「真っ赤なウソであること」が明々白々である。

    正法興隆の実相

 平成六年の六万大総会の折には、台風が突如進路を変えて、無事に総会が開催されたが、今回も同じように、総会にあわせて天候が回復した。
 すなわち、総本山周辺は、総会前日までは雨天、当日の早朝も霧雨であった。
 しかし、それまでの曇天がウソのように、総会直前には晴天と変わり、富士山もその雄姿を現した。時折、心地よい涼風も吹き抜け、まさに絶好の天候に恵まれたのである。
 これまさに、諸天の加護でなくて何であろうか。
 この二度にわたる不可思議な現象を目の当たりにして、大総会の運営に携わった、未入信の業者の方々でさえ、驚きを隠せなかった。言うなれば大結集総会の大成功それ自体が、大きな折伏となっているのである。
 まして創価学会は、かつては日蓮正宗の正しい信仰に縁していた者達である。それにもかかわらず、御仏智を信じようともせず、ありきたりにしてお粗末な誹謗中傷に腐心するとは、邪智蒙昧にして悩乱の現証であると断ずる。
 日寛上人は『寿量演説抄』に、
 「未だ時至らざる故に直に事の戒壇之れ無しと雖も既に本門の戒壇の御本尊在す上は其の住処は即戒壇なり。其の本尊に打ち向ひ戒壇の地に住して南無妙法蓮華経と唱ふる則は本門の題目なり。志有らん人は登山して拝し給へ」(歴代法主全書 四―一四五n)
と御指南されている。
 七万八千名を越える「志有らん人」が総本山に集った大盛儀は、そのまま正法興隆の実相にほかならず、仏祖三宝尊の御嘉納あそばされ給うところである。
 その大いなる確信を持って、下らぬ誹謗など蹴散らし、我らはこの大結集総会の歓喜の模様を多くの人達に語り、更なる広布へ挺身しなければならない。

大白法771(h21.08.16)号より転載



ホーム   目 次   前 頁   次 頁