はじめに


 現代の一凶たる創価学会の走狗、離脱僧の松岡雄茂(幹夫)が、自称青年僧侶改革同盟の肩書きで、現代の大石寺門流における唯授一人相承の信仰上の意義三大秘法義の理論的公開過程に関する考察を踏まえて≠ニ題する邪悪の書を作り、またもや日蓮正宗を誹謗するとともに、これを本宗僧侶に送付してきた。この悪書の内容たるや、創価学会のお先棒を担ぐ諛言に過ぎないが、創価学会員をはじめ一般人が、この邪誑の悪書にいよいよ迷いを深くすることのなきように、邪義を徹底して破折することにする。
 悪書の内容を簡単に述べれば、本宗の唯授一人血脈相承の内容を勝手に三大秘法義と推断した上で、その理論は総本山第二十六世日寛上人の『六巻抄』や『御書文段』によって全て開示されたとする。そして、それらの文献が総本山第五十九世日亨上人によって公開されたので、現在では唯授一人どころか、万人が血脈承継の法主と同等の教義理解を得る≠ネどと噴飯ものの暴言を述べ、したがって御法主上人による唯授一人血脈相承は現代では必要なくなったと狂気の邪義を主張するのである。要するに、この悪書は日蓮正宗の血脈承継の御法主上人を否定し、御相承に関する誑惑の誣言をもって三宝破壊の謗法団体創価学会を正当化せんとする、慢極まりない邪論であり、我田引水の戯論に過ぎないのである。
 しかし、邪悪な創価学会の意を汲む離脱僧松岡のことであるから、悪知恵を絞って、正義を欺誑するための狡猾な工夫を施している。つまり、創価学会の邪義を正当化するために、論の全体を九項目に分け、学術論文を装って曲解と論証を繰り返す。これによって、徐々に読者を邪義の世界に引きずり込もうという寸法である。
 ところで、この悪書では、御本仏日蓮大聖人を日蓮≠ニ呼び捨てにし、第二祖日興上人を始め、日目上人・日寛上人等の御歴代上人に対しても呼び捨てにしている。しかるに、池田大作や戸田城聖氏に対しては、池田大作名誉会長戸田会長≠ニ肩書きを付して諂っている。まことに離脱売僧の面目躍如たるものがある。
 以下、項目ごとに悪書の邪義を破折していく。



ホーム
    目次   次頁