18、
(おわりに ―斉藤克司への最後通告―)

 以上、貴殿の日精擁護にある「底意」――すなわち、日亨上人をはじめ歴代法主をないがしろにして、我一人尊し≠ニいう尊大さを示さんがための「我意の浮言」、「舌に任せたる言」の正体を暴き、日興門流の正義を闡明にするために、その主な問題点、疑問点を糾明した。ましてや、日精擁護にかこつけての学会誹謗の暴言は、大聖人の御遺命である仏勅の団体への誹謗であり、看過できない重要事である。「一期の大慢を以て永劫の迷因を殖ること勿れ」との御金言通り、貴殿が悔い改めなければ貴殿の堕獄は必定であり、その意味からも、以上の質問に対して、貴殿の誠意ある回答を求めるものであり、回答なき場合は、謗法法主である貴殿の永久除歴は必然であると勧告するものである。
 二〇〇四年一月九日
              創価学会教学部長  斉藤克司
 阿部日顕殿

  おわりに

 貴殿は、創価学会が行った日精上人への卑劣極まる誹謗につき、これを厳しく破折遊ばされた御法主日顕上人猊下に対して、日精擁護の「底意」≠ニか、我一人尊しとの尊大さ≠セとか我意の浮言=A更には永久除歴≠ネどと、舌に任せた悪言を並べている。斉藤克司よ、謗三宝罪は重罪である。その舌根が糜爛(びらん)せぬよう気をつけよと告げておく。
 さて、今回の貴殿からの日精上人に対するあくなき誹謗は、日顕上人も同様に謗法を犯した法主なり≠ニの妄論邪説を作り出すための奸策であることは明白である。しかし、御法主日顕上人猊下は唯授一人血脈継承のお立場から、宗祖日蓮大聖人の正法を流布し、一切衆生を成仏道へ導くために御指南を遊ばされている。
 その大慈悲の御教導に寸分も誤りがないのは勿論であり、宗内の僧俗は等しく日顕上人に対し奉り、心より尊崇申し上げ、信伏随従して信心に励んでいる。そこに貴殿らのいう「永久除歴」などの非礼千万、不知恩極まる考えが浮かぶ余地など微塵も存在しないのである。
 また貴殿は、創価学会の日精上人誹謗が大謗法であることによって、日顕上人が学会を破折されたことを棚に上げ、大聖人の御遺命である仏勅の団体への誹謗≠ネどと強弁しているが、まさに毒気深入の莠言(ゆうげん)である。「一期の大慢を以て永劫の迷因を殖うること勿れ」との御金言はそのまま貴殿らに返上する。
 宗祖日蓮大聖人は『四恩抄』に、
次に僧の恩をいはゞ、仏宝・法宝は必ず僧によて住す。譬へば薪なければ火無く、大地無ければ草木生ずべからず。仏法有りといへども僧有りて習ひ伝へずんば、正法・像法二千年過ぎて末法へも伝はるべからず。故に大集経に云はく「五箇の五百歳の後に、無智無戒なる沙門を失ありと云て是を悩ますは、この人仏法の大灯明を滅せんと思へ」と説かれたり。然れば僧の恩を報じ難し。(新編二六八頁)
と御指南遊ばされる。釈尊の熟脱仏法にあっても大聖人の下種仏法においても、共に仏宝・法宝は必ず僧によって伝持されるのである。その僧宝にまします日精上人をはじめとする日蓮正宗の歴代上人、就中、御当代日顕上人を悪しざまに罵詈讒謗し、下種三宝を破壊せんと企てる創価学会が「仏勅の団体」などで有り得る筈のないことは当然の理である。頭を冷やしてよくよく考えよ。
 末法五濁悪世とはいえ、貴殿ら創価学会が邪教化した後、今日に至る日本および世界の様相は実に憂うべきものがある。貴殿らは「如かず、彼の万祈を修せんよりは此の一凶を禁ぜんには」の御金言をよくよく拝し、下種三宝に敵対する貴殿ら創価学会自体が、今日の時代及び人類社会を不幸へと誘う「一凶」となり下がったことを深刻に認識し、反省懺悔すべきである。そして滅罪のためには第二代戸田会長の第六十五世日淳上人に対し奉る約束を守り、早急、且つ正直に創価学会を解散すべきである。
 最後に、最近貴殿らが喧しく騒ぎ立てている、御当代日顕上人猊下への「除歴」云々について再度付言する。すでに日蓮正宗より破門となり、理非の分別もままならぬ大謗法の貴殿らが、本宗の教義信仰の根幹をなす御法主上人に対し、「除歴せよ」などと云々する資格は全く存在しない。またそのようなことをいう不信心な不埒者は宗内にはかつて存在しなかったし、今後も存在しない。これは貴殿ら謗法者の怨嫉の病による悩乱の結果としての痴人のたわ言という外はない。よって我々は貴殿らの「除歴」云々の妄言誹謗に対して、これを「怨嫉病」と命名し、一笑に付していくことを言明して結びとする。

平成十六年三月三日

                                  日蓮正宗青年僧侶邪義破折班

創価学会教学部長
   斉 藤 克 司 殿 

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