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(頭破七分の「怨嫉病」※。血脈の御法主に「除歴」などと、謗法者の分際弁えぬ錯乱の言。)
(※病名の由来は「おわりに」参照)

 (1)日精の謗法について貴殿の認識を問う
一、今なぜ貴殿は、問題のある日精をわざわざ学会批判の根拠として取り上げたのか。この点に関して、昨今、宗内で取り沙汰されている貴殿の「除歴」問題と重なりあっての発言であるという見方があるが、どうか。
 法主であり続けることが生き恥をさらし続ける地獄の責め苦となっている貴殿にとって、その次に訪れる永劫の責め苦は「除歴」問題、すなわち歴代法主から永久に取り除かれることであろう。
 貴殿の除歴を求める声が、宗内に根強くあることを存知か。例えば、平成四年の教師講習会の折、貴殿の盟友・河辺慈篤が周囲の僧に対して、「アレ(=貴殿のこと)は除歴しなきゃならん。六十七世はいないんだ!」と発言したと聞くが、貴殿はこの事実を承知しているか。
 また、今も貴殿に怨嗟する宗内僧侶の間で除歴の声が広がっていることについて、どのように思っているのか。


 御法主日顕上人猊下の元旦の唱題行におけるお言葉は、先に引用したごとくであるが、その要旨は、「創価学会は昭和五年、総本山第六十世日開上人の時の発祥であるが、その時にはじめて創価学会は日蓮正宗の信仰を知ったのであり、その時代まで正しく仏法を伝えたのは、学会が口を極めて誹謗する日精上人その他の御歴代上人の方々である。つまり、仏と法のみではなく、僧としての御歴代上人の仏法の伝持があったからこそ、その時まで正しく仏法が伝わったのである。それを忘れて、御歴代上人を誹謗することは言語道断であり、正法に背く元凶である」ということである。つまり、日顕上人が、殊に日精上人のことを仰せられたのは、貴殿らが、御歴代上人の中でも、特に日精上人に対して口を極めて誹謗しているからにほかならない。しかるにこのような実に下らぬ虚言・造言・偽言・雑言を羅列して、御法主上人に言い掛かりを付けるとは、貴殿の悩乱ぶりも相当なものである。
 また、貴殿は、貴殿の除歴を求める声が、宗内に根強くある≠ニ虚言するが、そもそも日蓮正宗の御法主上人は、大聖人以来の金口の血脈をお受け遊ばされて御登座なされるのであるから、宗門において除歴≠ネどということはあり得ないのである。宗内に根強くあるというならその明証を示せ。
 また、貴殿は御法主日顕上人猊下に対し、法主であり続けることが生き恥をさらし続ける地獄の責め苦となっている≠ニ言うが、呵々大笑と言っておく。貴殿らが捏造した罵詈雑言などに、御法主上人には何の痛痒も感じてはおられない。むしろ愚人に褒められる恥をかかずに済むことをお喜びであられるのだ。それよりもいずれ貴殿らの恥知らずな悪業が世間に知れ渡り、歴史にその悪名汚名を残すことは必然である。少しは自らの頭のハエを追うがよかろう。
 宗門は、一昨年の宗旨建立七百五十年三十万総登山を大歓喜の中に成し遂げ、真に僧俗和合して、来たる平成二十一年の「『立正安国論』正義顕揚七百五十年」に向け、新たなる広布への前進を開始した。貴殿や池田大作は、宗門の発展が、よほど気に入らないのであろう。なんとか宗門を攪乱せんと、必死で除歴≠ネどという与太話を作り上げるとはご苦労なことである。しかし、宗内には、貴殿らの見えすいた策謀にはまるような不見識の者など誰一人いないと言っておく。しかるに、無慚にも貴殿らが散々非難してきた故河辺慈篤師の話まで持ち出して、莫迦話に信憑性を持たせようと画策するとは、何とも不埒(ふらち)な者どもである。貴殿らが仕組んだ河辺師の偽「除歴発言」において、貴殿ら一味の最悪書『法主詐称』中に実名を挙げられた某師は、この創価学会の謀略に対し、怒りも露わにかかる事実を否定している。いったい貴殿らの偽計は、どこまで堕ちれば気がすむのか。御本仏の照覧のもとに、貴殿らの悪行は必ず裁かれる日が来ることを念告しておく。


一、また、貴殿の除歴を求める声の根には、貴殿の法主詐称問題がある。これについて貴殿自身からの弁明は何一つないが、後世、詐称の事実が宗内にあって確定された場合は、偽って登座した法主が除歴されることは至極当然であると思われる。そのような日蓮正宗における除歴の可能性について貴殿はどのように考えているのか。
 その意味で、日精よりも貴殿の方がはるかに除歴に近いと考えるが、どうか。

 貴殿は、貴殿の除歴を求める声の根には、貴殿の法主詐称問題がある≠ニ言うが、無責任極まりない暴言は天人共に許されまい。まず、何度でも言うが、宗内に除歴≠求める声など何処にもありはしない。あるのは貴殿らの儚い悪謀だけだ。また、貴殿らは、日顕上人が法主を詐称したと主張するなら、その証拠を示すべきである。しかも、貴殿は、貴殿自身からの弁明は何一つない≠ニ言うが、ふざけるものではない。立証すべき責任は、あくまで法主詐称≠言い出した貴殿らに存するのである。
 昨秋から日蓮正宗法華講機関紙『大白法』紙上に、貴殿らの悪書『法主詐称』に実名を挙げられた本宗僧侶による破折の対談が掲載されていることは貴殿らも承知していよう。これについて貴殿らは何の申し開きもできないでいる。そのこと自体、法主詐称≠ネどと言う貴殿らの誣言は確たる証拠が皆無であることを証明しているのだ。紙面の都合で、貴殿らの大嘘の全てを挙げることはできないが、悪書『法主詐称』の冒頭の大宣寺に「相承箱」がある≠ニの話一つにしても、大宣寺住職菅野日龍師が、
第一、「御相承箱」が大宣寺にある訳がない(大白法 平成十五年十月一日付)
と、明確に否定していることからも明らかである。
 要は、創価学会の邪義を木っ端微塵に破折遊ばされた日顕上人を、何とかして葬り去りたいのであろう。しかし、土台それは無理なことと知るべきである。
 日蓮正宗の金口嫡々血脈の大権を御所持遊ばされる御法主上人猊下は、貴殿らの浅智慧による策謀・誹謗ごときでは微動だにもされないことは至極当然の道理なのである。
 ところで、池田大作は、かつて、
現代においては、いかなる理由があれ、御本仏日蓮大聖人の「遣使還告」であられる血脈付法の御法主日顕上人猊下を非難することは、これらの徒と同じであるといわなければならない。批判する者は、正法正義の日蓮正宗に対する異流であり、反逆者であるからである。(広布と人生を語る一―二三〇頁)
と述べていたが、これほど確信をもって本宗の血脈法水の尊厳を讃歎し、「御法主日顕上人猊下」への信伏随従を強調しておきながら、今日貴殿ら学会員に「法主詐称」との悪言をなさしめる池田大作に対して、貴殿はどのように考えているのか。明確な返答をせよ。右の大作の言に随えば、現在の創価学会こそ「異流」であり「反逆者」である。まさしく池田大作こそは悪口・両舌・妄語・綺語の体現者と言うべきであると思うが、どうか。

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