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(斉藤克司の常軌を逸した、許されざる日顕上人に対する誹謗。)

 貴殿にとっても登座前の謗法・悪行の問題は深刻な課題にほかならないであろう。シアトル事件しかり、河辺メモ発覚による大御本尊否定発言しかりである。そうした宗内からの批判に対して蓋をする意味でも、相承された法主に文句言うことはけしからんという理屈をつくるための日精擁護だと言われているが、貴殿はどう釈明するのか。

 この世の中にシアトル事件≠竍河辺メモ発覚による大御本尊否定発言≠ネどというものは存在しない。
 のみならず、シアトル事件≠ネるものについては、平成十四年一月三十日東京高裁において成立した和解により、爾後、これに関する「事実の摘示、意見ないし論評の表明をしない」ことが決定されている。そして、それが、相手方に対する「名誉毀損にあたる行為をしないことを確約する趣旨のもの」であることも、和解調書上に明記されているところである。
 にもかかわらず、今回、貴殿は右和解の当事者たる創価学会教学部長の名において、シアトル事件≠ェ登座前の悪行≠ナあると述べている。これは明らかに、日蓮正宗、大石寺及び御法主日顕上人猊下に対する重大な名誉毀損行為であって、東京高裁において成立した和解条項に真っ向から違反する重大な非違行為である。ここに我らは厳重に抗議し、日蓮正宗、大石寺及び御法主日顕上人に対し謝罪するよう、断固要求する。
 河辺メモ≠フ件にしてもしかり。メモ≠書いた本人が「記録ミス」から事実に反する誤解が生じたと言っているのである。余人がそれを覆すことなどできまい。且つ日顕上人の御説法中には本門戒壇の大御本尊に関して、数多くの本義正義をお述べになっているではないか。誤解そのものの一小メモに執するより、目を開いて堂々たる日顕上人の正文書である御説法を拝すべしと呵しておく。


 貴殿自身の仏法破壊という大謗法の執情は、登座してもなおますます盛んになり、広布の大功労者たる池田名誉会長の総講頭罷免、創価学会の破門、正本堂破壊と止まるところを知らない。
 貴殿がいくら日精を擁護しようと、登座によっても妄執は断ち切れないどころか、権力・権威の魔性がいよいよ深く身に染み込んでいくことを、貴殿自身の所業が証明しているのである。

 広布の大功労者たる池田名誉会長≠ニは笑止千万。仏法破壊、悪逆の池田大作の総講頭資格喪失、創価学会の破門、正本堂解体などは、仏法守護のための大英断であり、壮挙として宗史に永く留めおかれるのである。日蓮正宗は、池田創価学会に対して破邪顕正の鉄槌を下し、その大悪の弊害を除去して、いよいよ旭日の如き輝きを増したのである。真の正法広布へ向けての大壮挙を仏法破壊≠ニしか見ることができないのは、創価学会が日蓮正宗から破門され、逆賊に成り下がった証拠である。
 また邪教と化しても尚、組織を維持し、何とか自分の立場を守ろうと、姑息にして卑怯卑劣な手段を駆使し、なりふり構わず宗門批判を繰り返すこと自体、池田大作が権力・権威≠ノ異常に執着する性根の持ち主であることを、如実に物語っているのである。

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