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 『続創価学会のいうことはこんなに
 間違っている』に対する邪難を破す
             ─創価学会

   創価学会のあせり

 法華講員必携の「折伏実践の書」である『続 創価学会のいうことはこんなに間違っている』が、日蓮正宗法義研鑽委員会によって、本平成十八年三月二十八日に発刊された。この書に危機感を抱いた創価学会は、創価新報紙上において「日顕宗の『続・デタラメ本』を笑う」と題する駄文を連載して反論を試みている。そこでは、「学会の『新・教宣ハンドブック』から一年半も経って、今ごろ反論もどき≠フ小冊子」(取意・四月十九日付創価新報)
などと悪態をついているが、三回にもわたって、くどくどと反論しなければならないところに、創価学会のあせりがかいま見える。もとより創価学会員に向けた、悪質な宗門誹謗のための邪説である。ただし今後、創価学会員に対する折伏を推進していくとき、彼らの反論が創価新報の論理に準拠してくることは必至である。よって『続 創価学会のいうことはこんなに間違っている』に述べられている正義を示しつつ、学会の邪義と虚偽を随時、破折しておこう。


   都合の悪いところは覆い隠すのが学会流

 創価学会は、前御法主日顕上人猊下が三大秘法をことごとく破壊したと言い、池田大作が法華講総講頭を罷免されたと難癖をつける。そして、
「日顕が名誉会長がオレの上にいるのが許せない≠ニばかりに、身振り手振りを使って怒鳴り散らしている姿を、何人もの改革僧侶らが目撃している」(同)
などと、それが日顕上人の池田大作に対する嫉妬だと言う。しかし、この言い掛かりは、創価学会問題の原因となった池田大作の驕慢謗法を覆い隠し、すべての責任を日顕上人になすりつけるためのものである。
 平成二年十一月十六日、池田大作は、衛星放送で全国の会員に向かって、宗門および日顕上人に対する誹謗のスピーチを行った。これに対して宗門は、創価学会に対してその真意を質したが、創価学会はそれには回答せず、逆に事実無根の事柄を含む詰問状をもって一方的に宗門を攻撃するのみであった。このような時期に、法華講本部役員の任期に関する「宗規」の一部改正が行われ、それに付随する経過措置として法華講本部役員の資格喪失が規定され、池田大作の総講頭としての資格が自動的に喪失したのである。この時、学会幹部や法華講連合会幹部も共に大講頭の資格を喪失しており、この措置には、大作が再任される可能性も残されていたのである。ところが増上慢の極みにあった大作は逆上し、宗門と日顕上人に対して悪質かつ執拗な攻撃を開始したのだった。
 つまり、創価学会では、池田大作が罷免、すなわち辞めさせられたかのように言っているが、それは「資格喪失」を罷免にスリ替えて、被害者意識を会員に植え付けようという謀略なのだ。
 また創価学会は、日顕上人が大作を嫉妬によって処分したなどと言っているが、嫉妬とは、「自分よりすぐれた者をねたみそねむこと」(広辞苑)
であって、日顕上人が、大作ごときに嫉妬する理由も必要も全くないのである。これも会員に宗門への憎悪の念を増幅させるために作り上げたデマカセに過ぎない。

     水増しは学会の伝家の宝刀

 また創価学会では「今や日顕宗の信徒数は十四年前に比べて九十八%も激減し、わずか二%になってしまった」と言っているが、池田大作率いる創価学会を破門にした結果、日蓮正宗から多くの増上慢が一掃され、純粋な信徒が残ったことは事実である。
ただし、創価学会の言う「九十八%も激減し」などというのは創価学会員の数を水増ししたデタラメな数字であり、実態に即したものでないことは言うまでもない。

大白法695(h18.6.16)号より転載



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